みなさんとBand-Maidとの出会いは何でしょうか?
YouTubeのおすすめからという方、多いと思います。
自分の場合は、以前からよく見ていた「みのミュージック」というYouTubeのチャンネルで、「世界で大人気!?BAND-MAIDとLOVEBITESが今アツい!」というタイトルで、Band-Maidが紹介されてた動画を見たのがきっかけです。
メタルは正直好きではないので、LOVEBITESには食指が動かなかったのですが、ハードロックはボンジョビやらGREEN DAYを聴いてた世代なので、この時、Band-Maidが少し気に掛かったんですよね。
ただ、最初からどハマり、というわけではありませんでした。
次第に気になって、曲を漁っていき、その頃、最初に衝撃を受けたのがこの曲、「influencer」です。
この曲の何にやられたかというと、
①素晴らしいロケ地でのかっこいいMV
②ゴリンゴリンのベースソロ
③小鳩のシャウト
④彩ちゃんのボーカル
⑤個性的な歌詞
まだまだ数え上げたらキリがないのですが、ざっと言えばこんなところ。
この曲を聴いてぐらいから、Band-Maid沼にどんどんはまっていったのかもしれません。
そういう意味では、自分にとっては、大切な1曲です。
この「influencer」はアルバム「Unleash」に収録された曲で、ポニーキャニオンへの移籍後初のEPとなります。「influencer」のミュージックビデオは、「Unleash」の発売日である9月21日に公開されました。
関係ないですが、最近、通常のアルバムより曲数の少ない、「EP」というのが増えてきましたね。
そもそもEPとは、昔のレコードで使われてた呼び名から来てます。
直径7インチ(17cm)のレコードで、片面に8分ぐらい、両面で多くて4曲ぐらい。なので、曲数の少ないアルバム、日本的な言い方で言えば、ミニアルバムにあたるようです。EPとは「Extended Playing」の略です。
かたやLPは「Long Playing」で12インチ(30cm)片面に30分、両面で1時間収録できる、いわゆる一般的なアルバムにあたります。
このEPのタイトル“Unleash”は「解き放つ」をテーマにしていて、そのイメージもあり、開放的な荒々しい場所がモチーフとなってます。
ロケ地は茨城の石切山脈とのこと。
お盟主様専用動画にメイキングビデオがあがってます。
当時気温は37℃で、見てると、めちゃめちゃ暑そうな感じです。
ホームページを見ると、この石切山脈、ツアーもやってるそうです。
ぜひ、いつか行ってみたいもんですね。
プレミアムツアー(1,000円/要予約)は、現在も採石を続けている大迫力の採掘現場を専用ガイドが車で案内する約1時間のコースとのこと。
岩山の悪路を駆け上りながら、⼀般非公開の掘削シーンや大型重機の掘採作業を眼前で披露するほか、ミュージックビデオの撮影現場にもなった絶景広がる岩壁にも案内してくれるようです。
この壮大な絶景のロケ地で、ドローンを使用して、大胆な迫力のある構図で撮影された映像が本当に迫力があって、大好きなMVの中の1つになります。
次に、やっぱりこの「Influencer」で魅力的なのは、それぞれのソロとシャウトじゃないでしょうか?
この曲はMISAさんの長めの圧巻のベースソロ。
そしてKANAMIさんのギターソロと続いて、SAIKIさんのシャウト。
それから、小鳩ミクのシャウト、AKANEさんのたたみかけるスピード感のあるドラムと続いて、大迫力で終わるエンディングは、本当に見事じゃないでしょうか?
もう、やられたとしか言いようがないですよね。
KANAMIさんとしては、お給仕の中でアクセントとなる1曲を作りたくて、この「Influencer」という曲ができたようです。
楽器隊の見せ場をそれぞれ作りたくて、ベースのソロをいつもより多めに入れたら、曲として面白いかなと思い、MISAさんに発注したらしいんです。
そしたら、バチバチにいけてるベースソロがMISAさんから帰ってきたので、思わず感動しちゃったらしいです。
MISAさんはこの曲の山場となるベースソロ、自分のベースの手癖が入るのが嫌だったらしく、全て鍵盤で作ったらしいです。
それも意外ですよね。
歌詞に関しては、メンバーでテレビ電話で話してた時に、小鳩ミクがTikTokやSNSを頑張ってたので、そこで、「SNSに生きる女たち」というワードが出てきたそうです。
それをきっかけに、小鳩ミクが、いろんなインフルエンサーの人がインタビューを受けてる記事を読んでみたり、検索してみたり、いろいろと分析しながら書き上げたとのことです。
個人的に歌詞に関しては、英語と日本語の語呂合わせ的な面白さがふんだんにあって、そこが面白いなと思います。
英語と日本語で韻を踏んでたり
「Follow me now!! ほら見て」
英語だけど、日本語の意味も含めたり
「Chit-chat, chit-chat」
リズム的に気持ちのいい英語が使われてたり
「Hunky-dory day」
小鳩ミクのメロディーにのせる歌詞センス抜群で、この曲も書かれてます。
内容としては、全体的にみると、SNSに生きる強気な女性像ではあるんですが、歌詞の合間からは、少し強がってる女性の一面(「虚勢も自身でしょ?」)も見え隠れしてる気が、個人的にはします。
とにもかくにも、聞いてて、本当に気持ちがいい曲です。
しかも、2024年のホールツアーでは、ラストがこの「Influencer」で、曲中にミンチョとMISAさんのバトルがありました。
MISAさんがラストの曲なので、興奮してピックを客席に投げて演奏したかと思ったら、ミンチョもそれに対抗して、ピックを口にくわえて、指弾きでスラップ風にギター弾いてたりして、そのやりとりが、めちゃくちゃ痺れて興奮しました。
今まで聞いてた「Influencer」から、まだまだ進化してて、やはりライブ(お給仕)でも何度でも聞きたくなる名曲だなと実感です。
みなさんも、ぜひあらためて聞き直してみて下さい。