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以前から家族で、いつか沖縄に行きたいね、という話をしてました。長男も来年から中学生だし、学校が忙しくなると旅行も難しいので、いい機会だからと、今年の夏に沖縄旅行を計画しました。
妻とお互いの休みも調整して、3ヶ月前からホテルや行きたい所も予約して、レンタカーも予約して、準備万端整ってたんです。
そしたら、まさかの台風が近づいてくるではないですか?
まさか直撃はしないよね?とか思ってたら、そのまさかの直撃コース。
飛行機が、飛ぶか飛ばないかも分からないようなレベル。
しかし、飛行機が飛ばないならホテルもキャンセルできるのですが、飛ぶならキャンセル費用がかかってしまう。
危険をおかさずに、キャンセル費用を払って沖縄に行かない、という選択もあったのですが、今回、飛行機がたまたま飛んだということもあって、台風6号直撃の沖縄に4泊5日の家族旅行に行ってきました。
初日
レンタカーを借りて移動。
当初バンガローを借りてたんですが、そこは停電の可能性もあるとのことで、キャンセル。
次に予約した所も、行くまでの橋が通行止めになるかもしれないとのことで、そこもまたキャンセル。
急遽、宿泊先を変更。
レンタカーを借りて、北へ移動。途中、コンビニで買い出しのみ。
雨はそこまでひどくないけど、風が徐々に強くなってくる。
2日目
ほぼ、全ての観光スポットや食事する所がお休みに。
イオンで取りあえず食料買い出し。
レジは地元の人で、かなり並んでました。
次のホテルへ移動。
雨風がひどく、駐車場からホテル入り口に行くだけでも大変な状態。
3日目
まさかのホテル停電。非常用電源での営業。
エレベーターが半分停止。
部屋のコンセント使えず。
エアコンもついてるけど、微妙に暑い。
雨風ひどく、でかけるのが厳しい状態。
しかし、ここで連泊するのは料金が高い。
意を決して、暴風雨の中、次の宿泊先まで移動。
途中の道すがら、いろんなものが落ちてました。
車も倒れてた。
コンビニで買い出しして、次の宿泊先へ
4日目
1軒屋を借りて宿泊。
停電はしてないけど、ネットが不通。
予定に入れてた、DMM水族館が開いてたので、とりあえず唯一の観光。
次の那覇市内の宿泊先から連絡があり、停電とのことで、
別の宿泊先にまたもや急遽変更。
5日目
那覇市内、商店街や市場を散策するも、雨風ひどくなり、早めに空港へ移動。
ギリギリ飛行機が飛んでくれて、無事に帰路へ。
今回の台風6号 最低気圧930hPa、最大風速50m/sと、台風に慣れてる沖縄の人も警戒するレベルの台風でした。
こんな大きな台風に沖縄で直撃すること、あまり無いので、気づいたことを話していきます。
①楽しみは食べることだけ
観光スポットが全て閉まっているため、楽しみと言えば食べることだけです。
しかし、肝心の外食できる所も閉まっているため、ホテル内での食事を楽しむのみです。
お店がやってないので、ほぼ半分以上はコンビニ飯でした。
何が悲しくて、旅行中コンビニ飯ばかり食べなきゃならないのか。
トホホ・・・(T_T)
②コンビニ・スーパーの食料品が無くなる
人口が多い那覇市内のコンビニは食料品がまったくありませんでした。
その時はまだ外食できる店が少し開いてたのでよかったのですが、
場所によっては、本当に食べる物に困って詰みます。
③暇つぶしが大事
遊ぶ場所がことごとく無い、もしくは閉まっているため、ほぼホテルの中での缶詰生活になります。
なので、暇つぶしがとても大事。
今回、子どもたちはタブレットを持って行ってたので、なんとか助かりました。
なので、Wifiがつながるかどうかは死活問題。
④移動が恐怖
慣れない土地、慣れない道路、慣れないレンタカーだけでも不安なのに、雨が強くて、風がめっちゃ強くて、道路に色んな物が落ちている。
運転が本当に恐怖以外の何物でもない状態です。
車が止まったり、倒れてるのもよく見かけました。
何か飛んできたら避けきれません。
レンタカーの保険はいいのに入って正解でした。
⑤決断が大事
今回3日目が一番雨風がひどい状態でした。
移動するのが危険なレベル。
しかし、いいホテルなので連泊するとそれなりの料金がかかってくる。
安全をとるのか?お金をとるか?どこまでのリスクは許容できるのか?
判断に迫られることが多かった旅行でした。
大げさに言うと家族の命がかかってます。
無事で終わったので良かったのですが。
⑥本音はとても悔しい
こんなすごい台風に沖縄で直撃をするというのも、よく考えればいい経験かもしれません。
しかし、自分は別にそんなことしたかったわけではないんですよ。
本当に家族での沖縄旅行楽しみにしてたんです。
海で泳ぎたかったし、シュノーケリングで海水魚も見たかったし、子どもたちに沖縄の海や観光地を満喫させてあげたかった。
けど、それが全部パー。
何年かかけて考えた夢が、もろくも崩れ去りました。
次に行くっていっても、簡単に行けるわけではないです。
今回50万円近いお金を払ってます。
終わってみたら、本当に悔しいだけです。
誰にあたるわけでもないし、誰が悪いわけでもないんですが、悔しいです。
なぜ、俺がこんなことにあわなければいけないの?というのが素直な気持ちです。
悔しさをずっと、心の奥底にひきずってます。
あと、沖縄で晴れの日に観光旅行に行けた人に対しては嫉妬しかありません。
産婦人科で、子供が埋めない婦人病の検診に来た人が、妊娠している人に対して嫉妬のクレームを入れるのを読んだことがあるのですが、今ならその人の気持ちが痛いほど分かります。
誰が悪いわけではないけど、悔しい。
人には言わないけど、人に文句を言うわけではないけど、ただ悔しさが残る・・・。
これをプラスに変えれるほど、まだまだ人間はできていません。
人間の少しどす黒い感情が分かった旅行でした。