一人前になるには、何時間?
前回の記事(「人間は切羽つまらないとやらない」)に、自分の残りの時間、例えば、80歳まで生きるとして、それまでの残り日数は何日なのか、ホワイトボードに書いて、毎日、その日数を減らしていく、という方法を書きました。
次にすることは、何かやりたいことがあって、それができるようになるまで、実際何時間かかるのかを、しっかり計算して、把握しておくことです。
一般的に言われているのは、中級者になるまで1000時間、上級者になるまで2000時間、プロになるまで10,000時間、と言われています。
ジャンルによって違うとは思いますけど、大体はそんなもんでしょう。
で、例えば、中級者になるまで1,000時間かかるとして、もし、週5日、15分ずつやるとしたら、ざっくりと計算して、15年かかります。
15年というと、5,475日です。
そこで、あなたのホワイトボードを見ます。
残り何日ですか?
間に合いますか?
日数足りますか?
自分の場合は残り、12,500日です。
年齢のことを考えると、今から中級者まではOKですけど、上級者までなるのはなかなか厳しそうですね。
毎日コツコツやるだけ
イチロー選手が残した言葉の中で「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行く、ただ一つの道」という有名なフレーズがあります。これは2004年メジャーリーグ年間安打記録を破った際の記者会見で生まれたものです。
すぐに、何か偉大なことを達成することはできません。
毎日毎日のコツコツとした努力の積み重ねが、一番大事です。
計算してみて、かかる時間や日数があまりに膨大すぎて、嫌気がしてくる気持ちは分かります。ならば、1日にかける時間をもっと多くしてみればいいじゃないかと、考えるかもしれません。
けど、今まで毎日30分も続けられなかったのに、1時間も2時間も毎日やるなんて、無理に決まってると思いませんか?
まずは、毎日5分、10分、15分、それだけでいいので、とにかく続けることだけを考えましょう。
分かったら、あとはやるだけ
具体的にかかる日数と締め切りまでの日数を考えると、残りの人生は何かを達成するには短いんだな~というのが分かります。
何を始めるにしても、まずはそれを把握することが大事です。
今まで、漠然と「英語がしゃべれるようになりたいな」とか「10kg痩せたいな」などと漠然と考えてましたが、残りの日数とかかる日数が分かれば、あとはそれをやるだけです。
①1人前になるには1,000時間かかる
②1日15分、週5日で、5,500日かかる
③ホワイトボードに書いた残り日数と比べて現状を把握
今日の行動
やりたいことにかかる日数と残り日数を比べて、
自分に残ってる日数が限られていることを、まずは把握する。