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海水魚水槽を立ち上げて、困ったことは茶ゴケです。
壁面、ガラス面、底床の砂にびっしりとついてしまいました。
これでは、魚が見にくいし、見た目が非常に美しくない。
海水水槽立ち上げ時に、よく発生する苔みたいです。
この茶色の苔は、水道水に含まれるケイ素を養分として、発生しているようです。
なので、どの水槽にも少なからず発生するリスクがあります。
特に立ち上げ当初は、栄養分を分解消費するバクテリアの存在が少なくて、そのあまった栄養が茶ゴケの栄養分になってしまうという点もあります。
茶ゴケ対策として、主なものは、
①自然の海水、もしくはRO水を使う
珪素は水道水に多く含まれるため、それをなくてししまえばいいわけです。
RO水(不純物をとりのぞいた水)、もしくは自然海水を使えばいいわけです。
あと、リン酸塩、ケイ酸塩の吸着剤を使う方法もあります。
ただ、これらはそれなりにコストがかかるので、却下。(^_^;)
②照明時間を短くする
苔も植物ですから、育つためには栄養と照明が必要になってきます。
そこで、照明の点灯時間を短くすれば、苔も育ちにくくなるわけです。
しかし、うちではサンゴも飼育しているため、この照明時間を短くするのも、却下。
③バクテリア剤を入れる
栄養を吸収してくれる、バクテリアが少ないのも原因のため、バクテリア剤を購入して入れるという方法もあります。どのバクテリアが効くのかわからないので、色んなバクテリア剤を試してみるのがいいと思います。ただ、これも、それなりにお金がかかるのと、効く効果が実感しにくいので却下。
④栄養を少なくする、自分で掃除
水の中の栄養を少なくすることも大事になるかなと思います。
なので、気持ち、今までより餌の量を少なめにしてみました。
ただ、お魚が餌をきちんと食べられているか、最初のほうは不安なため、ついつい多めにあげてしまうんですよね。これは仕方がない…😅
あとは、お掃除の時に、せっせとメラミンスポンジで取るしかないですね。
⑤コケ取り生体、お掃除生体の導入
自分でお掃除の手間はなるべく減らしたい。
それなら、生き物に食べてキレイにしてもらおう。
みんな大好き、お掃除生体の登場です。
これなら、放ったらかしでキレイになるはず。
ということで、Charmでお掃除生体をまとめて購入してきました。
生体を入れてみて、どの程度効果があるのか、自分の実感を紹介していきたいと思います。
シッタカ貝
主にガラス面に付着した苔をよくとってくれる印象です。
あまりひっくり返りにくく、比較的丈夫な印象です。
食べたあとのガラス面の苔は、ちょっと縞状のあとがつくことがあるので、それは自力で掃除するしかありません。
ある程度、生体の数を入れたほうがいいかもしれません。
ターボスネール
ドリルのように尖った形をした貝です。
シッタカ貝よりは、ひと回り小さめで、こちらは、あらゆるところを器用に登っていきます。
なので、ガラス面だけではなく、ライブロックの苔取りにもいいかもしれません。
ただ、ひっくり返ってしまうことがあり、そこをエビに狙われて、亡くなってしまうこともシバシバ。
数匹買ったけど、うちにはあまり残ってません。シッタカ貝のほうがおすすめかな。
ユビワサンゴヤドカリ
こちらは、苔取りというより、水槽の全般的なお掃除生体です。
底砂に残った餌を食べてもらう用です。
意外と丈夫で、あらゆるとこに登りまくって、常に餌を探し回ってます。
この種類はサンゴには手は出さないようです。
大きくなった時のために、お引越し用の貝をいれてあげるといいかもしれません。
マガキ貝
こちらは底砂のお掃除用です。
大きさはそこそこあります。触手みたいな口を伸ばして、底砂をゴソゴソとあさり掃除してくれます。底砂をひっくり返す効果もあると思います。
2つの目をギョロッとだして、もぞもぞ動いてる姿はなかなかキモカワイイです。
ひっくり返ることもありません。これはおすすめ。
苔取り生体を色々購入してみて、感想としては、貝類は死ぬこと、食べられることもあるので、ある程度の量を多めに入れたほうがいいかなという感じです。
いくらお掃除生体を入れたとしても、やはり立ち上げ当初は発生するので、気になれば人力の掃除をするしかないですね。
バクテリアが落ち着いてきたのか、徐々に茶コケの発生頻度は少なくなってきたかもしれません。このまま追加の生体を買わずにすむように、順調にいけばいいのですが…(^_^;)